国語力が上がれば全ての教科の平均点があがる
これは教育の現場では昔から語られており
私自身肌で感じることが多いものだ。
そこでこれから国語力にフォーカスを当てて
何個かブログにしてみようと思う。
国語力とは
まず、文部科学省が示す教育課程、学習指導要領に示された「生きる力」の3要素
(1)「基礎的・基本的な知識及び技能」
(2)「豊かな心や創造性の涵養」
(3)「体育・健康」
がある。
特に(1)(2)についてその土台に当たる力こそ「国語力」ではないかと考えている。
そして、その国語力を分解すると「書く、読む、話す、聞く」と言う4つに分かれる。
また、この国語力は家庭で育むことが重要であり。
子供の「生きる力」という物には家庭環境が大きく起因すると言うのが個人的な考え方だ。
もちろん、学習を通して学ぶ、友達関係を通して学ぶ、社会を通して学ぶ、色々な要因で育つが、その中でも特に家庭だろうと言うのが私の考えである。
つまり、国語力とは教科の枠に収まるべきものではなく、家庭や社会を通じて育むものであり、子供の未来を創造する根幹だということだ。
そしてその国語力を言語化するならば、言葉を使い物事を深く理解する。言葉を使い他者を理解する。言葉を使いより繊細にそして豊かに世界と繋がり、感じる。自分自身を取り巻く複雑な世界に考え立ち向かい、理解していくための基盤の総合力とも言えるだろう。
家庭で行うこと。
ではこの国語力を持って豊かな人生を
愛する子供たちに送ってもらうために、
家庭で何を意識すれば良いかを自分なりにまとめようと思う。
もちろんこれ以外にも方法は沢山あるので
子供たちのために情報収集をして思考を張り巡らせ、あなたの思う最高で、子供の人生を最幸にする手助けをしてあげて欲しい。そして、その子育てを楽しむことであなたが最幸だと思う事が最も重要であることは忘れないで欲しい。
いくら子供のためであれ、自分の保護者が苦しんでいる姿は子供たちにとって、かなり苦しいものである。まずはあなたが子育てを楽しめるように、そして、その楽しんで行う子育てが子供にとって利益になるのなら間違いは無いのだと思う。正解は無いと言われる教育、それはつまり間違いもないのである。苦しい時悩んだ時は遠慮なく相談して欲しい。
長くなったがここからまとめる。
1、あなたは子供のインタビュアーである
子供は話を聞いて欲しい、注目して欲しい生き物である。だがしかし、その会話を「うんうん」と流してはいないだろうか?
あなたはインタビュアーなのだから、もっと根掘り葉掘り追求して欲しい。大袈裟に言うとそのひとつの話題でひとつの新聞記事を作り出せるように詳細に細部まで追求してあげて欲しい。
ポイントは英語の5W1H「なぜ?」「どうして?」「どう思った?」「どうしてそう思った?」「どんな味?」など、最初は少しの追求から初めて欲しい。
いちばん簡単な意識は愛する我が子に対して興味あることを子供が話し始めた内容に関連付けて聞いてあげるだけで良い。
2、子供の興味のあるものを活字で
図書館や本屋さんに行く機会を増やして欲しい。今日はどんな本に出会えるかな?と
子供だけでなく、保護者の方も楽しんで自分の興味がある本を選んでみる。そんなあなたの姿を見て愛する我が子は本って楽しいものなんだと理解する。
学校の教科書でいやいや興味の無いものを読まされるから、本が嫌いになり言葉が分からなくなる。
漫画でもいい。あなたも子供も興味がある、ワクワクするという基準で本を選んで欲しい。
料理本や工作本を2人で一緒に選んで休日の楽しみにしても良い。
ここでもポイントはあなたが楽しむこと、子供が楽しむかどうかは子供が決めることでありあなたが決めることでは無い。あなたが確実に楽しませることができる人間は唯一あなただけである。
あなたが楽しく、幸せだからこそ、子供も楽しく幸せだと言うことを忘れず。
自己犠牲は美学としてよく語られるが、いつだって1番良いのはあなたも子供も楽しく幸せであるという事である。独り善がりの幸せではなく、親子としての幸せを。その親子の半分はあなたである。まずはあなたが楽しむということを忘れてはならない。
3、少しでいいので作文を
「今日は太郎くんと遊んだ。楽しかった」
あなたはこれが駄文だと思うだろうか?
これは駄文では無い。子供たちが紡ぐ素晴らしい作品であり。この文を認めてあげることが、子供を満たすのである。
そこに「私も一緒に書いてみようかな」とあなたが参加することで、子供はより自分の行いに自信がつく。
1文でいい。その1文を大切に、メモでもいい。親子の交換日記でもいい。形はなんだっていい。
言の葉と同じように、この文は愛する我が子の自己表現なのだ。
子どもはあなたに注目されたいという、自己欲求のもと動いている。
どんな形であれ、あなたに注目されたいという感情を持っている。それはあなたに愛され認められているという実感を得たいという事だ。
しかし言葉の未熟さゆえに、上手くいかない子が居る。そういう子は次にイタズラをして怒られようとする。怒られるというのも立派な注目だからだ。
それも叶わない子が自己表現を諦め、自身の意見をもたず無気力になる。そして引きこもってしまう。するとあなたはどうにかして社会生活に戻って欲しいと願うだろう。その願いと心配も子供にとっては注目のひとつなのだ。
親の注目というものが子供の成長に大きく起因する。あなたが子供のどこに注目してどんな反応を子供に見せてあげるかを、子供は注目して行動を変えるのだ。
拙くていい、未熟でもいい、子供の自己表現を受容し愛し、楽しんであげて欲しい。それが子供の国語力を鍛え、未来を豊かにする第1歩になる。
何度も言うがポイントはあなたが楽しむことである、ポジティブであるという状態が産む声掛けと、ネガティブであるという状態が産む声掛け、どちらが子供にとって良い影響を与えるか説明入らないだろう。
まとめ
長くなったが国語力というのは子供が未来を創造していく基盤であり生きる力だ
そしてその国語力を育むことに大きな影響を与えるのがあなたである。
子供の自己表現に良い注目を与える為に、まず、あなたが楽しむという事が重要である。
親子で最高で最幸な未来を創造するため、まずあなたが幸せになる勇気を持ち、その幸せが子供に良い影響を与えるように、陰ながら応援しています。
無責任に聞こえるだろうが、ここまで読んでくれたあなたに、
楽しもう!頑張れ!