先日、友人から相談を受けた
「今の小学校の先生ってどんな時怒るの?」
なぜそんなことを聞くのか不思議に思い
質問するに至った経緯を聞いてみた
すると、土曜参観の授業で2年生のある生徒が授業中
他のいろんな児童の上に座ってまわっていたというのだ
そのような光景が広がっているのに周りの児童も
先生も知らん顔している
楽しそうにお話ししている児童たちもいる
とにかく、うるさい
先生は、なぜ注意もせず怒りもしないのか
何か怒れない事情があるのか
そんなことが気になり質問してきたようだ
私は正直驚いてしまった
教員免許取得のため大学で勉強したことはあるが
中高の教員を目指していたし
小学校の教壇に立ったことは無い
そのため、小学校の内情はわからない
しかし当時の友人で小学校で教鞭をとっている方に聞くと
どうやら特殊な状態ではなく
割といろいろな小学校で起こっている事らしい
ゆとり教育が終わり
学習内容の増加
インターネットやSNSなどの発達により
怒ることはもとより
注意までもが吊るしあげられてしまうのではないかという恐怖
様々な情勢により、怒ったり叱ったりすることよりも
聞いている生徒にフォーカスを当てて授業を進行していくことが優先になってしまっているようだ。
むやみやたらに叱ったり怒る必要はないとは思うし
怒ることや声を荒げることの効果は限定的で
長期的な目で見ると意味のないものであるから
怒鳴れとは言わないが
せめて一言、声をかける必要があるのではないか
子供の悪い行いに注目し続ける必要はないが
無関心でないといけないのか
そんな疑問が生まれてしまった
勉強の得意不得意は仕方ないが
教室の一員として認め、1人の人間として向かい合い
お話をしてほしいなぁと思った
今の教育このままでいいのか?