さて、日にちが開きましたが第2弾です
今回は子供の思い通りにならないことを、すぐ諦めさせたり、代わってあげたりする。
これがダメな理由、子供様を育てる理由について書こうかと。
共感していただける方も多いのではないでしょうかと思います。
小さい子供の場合
小さい子どもはまだ自制が利かないので
出来ない、思い通りにならないという場面で
泣きわめくことも多いです。
自分の気持ちをコントロールできない時期ですから
しょうがないです。
泣きわめくという行為にはストレスを発散させる効果がありますから
この場合の泣くは子供の中のストレスを発散させているととらえてよいでしょう。
これは無意識に起こる小さい子特有のものですから
頑張ってて偉いねと温かく見守ってください。
状況によっては静かにさせねばならない状況もあるでしょうが
子供にとって挑戦して努力しているタイミングですからなだめる必要はありません。
子供は泣くのが仕事ですからしっかり泣かせて挑戦させてください。
子どもの脳は6歳までに90%決まると言われています。
6歳までにストレスに対して思い通りにならないとき
泣けば親が助けてくれるという学習をさせてはいけないのです。
ここで癇癪をおこし泣きわめけば助けてもらえる。
親が何とかしてくれると経験し学習した場合
癇癪を起す必要の場面でも癇癪を起したり
自分の望むものが手に入らない場合泣きわめくという行動を起こすようになります。
子供は馬鹿じゃないのです
親のあなたの行動に対してのリアクションを経験しながら学習しているのです。
幼児や小学生の場合
小さい子の場合と違い
少し成長した彼らには
思い通りにならないという経験が脳を鍛えます。
ストレスと聞くと完全な悪と捉えがちですが
ストレスは脳の成長には欠かせないものです。
今回は思い通りにならないというストレスですが
そのストレスに対して鍛えられる部分がストレス自身への耐性と 忍耐力です。
強すぎるストレスは精神病につながるのでよくないですが
大人になってから人によってストレス耐性が違うことの一因として
ストレスを感じてきた経験の有無があると思います。
このストレスつまり外部からの攻撃に耐えうる耐性がないと
自身のテリトリーである家庭以外で頑張れないので
家で他者を支配しようとします。
子供の基本的な行動原理は注目欲にあると私は考えています。
まずは褒められようと頑張る
それがかなわないと次は怒られようとする
そして家族に注目されないと非行等、社会に対しての悪を働き親からの注目を得ようとする。
それすらもかなわない場合(上記がない場合もあり)、引きこもったり無気力になり心配されようとする。
形は違えどすべてが注目であり
その注目と同時に自分の欲を満たそうとします。
つまり、ストレス耐性のない子供は家の中で偉くなろうとしたり
無気力によって他社を思い通りに動かそうとするのです。
なので、外で頑張れるストレス耐性をつけてあげるために
ある程度思い通りにならない経験を積んであげるということが必要なんです。
そして保護者の方は子どもの善に注目してあげてください。
いたずらやマウントを取ってくる行為はスルーして
子供に注目されないという経験を与えることで
善い行いは注目されるという学習をさせてあげるのです。
まとめ
子供を子供様にしないために
子供の思い通りにならないことを、すぐ諦めさせたり、代わってあげたりする
という行動が良くないという内容でした。
小さい子供には癇癪や泣きわめくという行動で助けてもらえるという経験を積ませないために。
成長した子供にはストレスを通じて耐性や忍耐をつけてもらえるように。
また子供は注目されたいという願望を持っており善い行いが注目されるという経験のため。
子供は常に欲をもって生きており、
満たされていない状態のとき他者を支配しようとします。
そこで子供に対して善い行いははしっかり認め注目してあげることにより
注目欲と同時に心を満たしてあげると良いと思います。
ストレス社会と呼ばれるほどストレスのかかる世の中ですから
出来るだけ子供のストレスに挑戦する機会を奪わずに
また子供様として扱い思い通りになるのが普通だと思わせない教育をお願いします。