よくある意味のない勉強

勉強は出来ないを出来るに変える作業と

昨日のブログでお伝えした。


今日は勉強の習慣が身についていたとしても

よくある間違った勉強によって

成績が上がらないという事にならないように

ここで自分が間違った勉強をしていないか確認していただきたい

まずは基礎知識を覚える段階でよくある間違いだ


①教科書をまとめる勉強

このやり方で成果を出した生徒を僕はひとりしか知らない

そもそも教科書も塾のワークもすべてまとまっている

そのため大切ではない部分など存在しない

そこで自分なりにまとめたと思っているそのノートは

大事な部分を捨てた不完全なまとまりのノートでしかない


問題点をまとめると

・正しくまとまっているかの判断が生徒自身には難しい点

・時間がかかりすぎて他のことが出来なくなる点

・まとめることが目的になり覚えるという目的を見失っている子が多すぎる点

・そして何より教科書はすでにまとまっておりすべて大切だという点

以上の問題点から教科書をまとめる問題には意味がない

もし何かするのであれば教科書に自身が理解しやすいように付箋等を貼る方が良い。


②教科書を眺める勉強

教科書やテキストをただぼーっと眺め

声をかけると

「今見て覚えてる」

と返答が来ることがある

問題を解いて正解していれば

出来るに変えるという目的を達成しているので良いですが

私はこの方法で解けるようになった1人も知らない

教科書を音読して理解できるようになった生徒は知っていますが

それでもほんの一部の1部とも呼んでよいかわからない、ごく少数である。

問題を解いて出来ないを把握しできるに変える作業をしていないのだから

その内容についての理解度を本人が認識しないまま終わる。

もちろん結果は出ません。


ここまでは覚えるという段階での間違いをお伝えした。

次は実際に問題を解いているのにも関わらず

成果が出ない間違った勉強法をお伝えさせていただく


①教科書を見ながら学校ワークを埋める

勉強は【覚える】【解く】【出来ないを把握し出来るに変える】【確認として解きなおす】

この流れで行う

しかし、教科書を見ながら学校ワークを進めるという行為は

【覚える】【解く】が混ざってしまい次の段階の為の【出来ない】を把握することが難しくなってしまう。

調べることに重点を置いた勉強は、再度解きなおしを行うと解けないことがほとんどで

出来ないを出来るに変える

勉強の本質を失っている。

これでは成果が出るはずがない


②答えを書き込むだけで間違いがなぜ間違いなのか確認をしない

解いた問題は多いが毎回同じ問題で躓く生徒はこのパターンが多い

またテスト前提出物を終わらせることが目的になっている生徒にもよく見られる。

沢山解く、提出物を提出するという事に注力してしまい

「出来ないを出来るにしようとする」という事に意識が向いていない

残念ながら出来ないが出来るに変わらなければ成果は上がらない


③×の確認はしたが解きなおさない勉強

間違いの確認はしているので少しばかりの成果は出るが

解きなおしをしていないので

出来ないが出来るに変わっているかの確認を怠っているのでは

成果は上がらない

多くの生徒がここを怠っていることが原因であることが多く塾としても課題と言える

また解きなおしを面倒だという生徒多くいるのが現実であり

これもまた成果は出ないことは簡単に理解できることだろう


勉強は【質】×【量】×【時間】の成果

いくら時間と量を増やしても

出来ないを出来るに変える【質】という点で0であれば成果は出るはずがない

【出来ないを出来るに変える】言葉では簡単だが

いざやろうとするとかなり大変であることは間違いない

だからこそ勉強には習慣が重要であり

明日明後日出来るようになる

といった短期的な目標ではなく長期的な計画を立てることが重要なのだ