岡田 僕がまだ雇われて塾講師をしていたころ
中2で入ってきた生徒がいた
その生徒は小学校低学年レベルも書けず
カンタンな足し算も筆算をして間違えるレベルの子だった
当時塾の中でも人一倍宿題を出す量が多かった僕は
その生徒に対しても小学2年生レベルの宿題をたくさん出した
少し嫌そうな顔をしてはいたが毎日頑張ると言ってくれた生徒に
僕はほっとしたのを覚えている
しかしその次の週、お母さんからこんな電話があった
「うちの子は学校の宿題もできないから塾に入れたんですけど？お金も払っているのにそういうのをしっかりとできるようにするのが塾ですよね？なのになんで宿題が出るんですか？私の負担も増えるんですけど。」
かなり大きな声で怒っている様子だったと
当時働いていた塾の塾長から聞いた
話し合いの結果、当時の塾長が「宿題は出さない。」「学校の内容が遅れるから授業内容も学校に沿って進める」
という条件でおさめてくれた。
しかし、その子は翌月には塾をやめてしまった
そのことが僕は悔しくて仕方なかったことを覚えている
その後、塾生の話の中でその生徒の話が出たが
その後いろいろな塾を転々とし
最終的にどの塾にも通わなかったらしい
学力はいうまでもなくだ
まぁそういうことなんだよな
親が子供にダメな子、デキない子って
ラベリングしたらもう伸びないよ
だから、自分の子を信じてあげて
うちの子はまだまだの成長する
もしだめでも私は味方だし、ほかのことで成長したらいいんだよって